
先日、アイリスオーヤマのサーキュレーターを購入しました。
お手頃価格で何より上下左右に動く姿がとても可愛らしかったので買ってしまいました笑
こちら購入してから気付いたのですが、ACモーターでした。
一般的にACモーターの方がDCモーターよりも電気代がかかるし、失敗したかなと思ったのですがそもそも電気代の違いってどのくらいあるのだろう?
ということで、今回はACモーターとDCモーターの違いについて、まとめてみました。
目次
そもそもACモーターとDCモーターは何が違う?
DCモーター:Direct Current(ディレクト・カレント)の略で、直流という意味。
ACモーター:Alternate Current(オールタネート・カレント)の略で、交流という意味。
直流と交流で何が違うのか詳しいことは私には分かりませんが、現在扇風機などの主流はDCモーターになっていて、ACモーターに比べて以下のような利点があるそうです。
- 消費電力がかなり抑えられる=電気代が安い
- 風量をかなり細かく調整できる
- 稼働音がかなり静か
これを見ると、絶対にDCモーターの方がいいじゃないか!!
と思われる方が多いかと思いますが、1点だけDCモーターがACモーターより劣っている点があります。
それは、「値段が高い」という点です。
性能が良いのだから当然と言えば当然ですが、家電量販店などで扇風機を見比べていると、ACモーターのものは激安で、DCモーターは+5,000円以上はする印象があります。
今回購入したアイリスオーヤマのサーキュレーターはAmazonで購入しましたが、同じアイリスオーヤマのDCモーターのサーキュレーターと比較すると以下の通りでした。
ACモーター(PCF-SC15T):6,490円
DCモーター(PCF-SDS15T):9,818円
DCモーターと比較すると、約3,300円安いのです。
正直使ってみても音も全然うるさくないですし、風量も弱から強まで5段階あり、私としては性能については十分満足しています。
それなら安いものの方がいいだろう!と思いますが、それは「電気代」次第です。
どのくらい使えば、DCモーターの方がお得なのか計算していきたいと思います。
電気代の計算方法について
一般家庭の電力量料金の基準:27円/1kWhで計算します。
1kWhとは?
電力消費量の単位になります。
末尾のhが1時間あたり、kWがキロワットを表します。
つまり、「1キロワットの1時間消費したときの電力量」を1kWhといい、
一般家庭の場合、1kWhにつき27円かかるという意味になります。
では、家電製品はどのくらいのワット数なのでしょうか?
- エアコン:300~3000ワット
- 電子レンジ:1000~1400ワット
- テレビ:300~500ワット
- 冷蔵庫:100~300ワット
- ドライヤー:600~1200ワット
- 扇風機(AC):10~35ワット
- 扇風機(DC):1.5~20ワット
例)テレビ(300W)を5時間使用した場合
1kWは1000Wですので、
300W × 27円 / 1000W = 8.1円(1時間当たり)
8.1円 × 5時間 = 40.5円(5時間当たり)
テレビを5時間使用すると、大体40.5円かかるということが分かります。
1日あたりだとなんだそんなものかと思うかもしれません。
しかし1ヵ月で1,215円、1年だと14,580円もかかると電気代って本当にバカにならないな~ということがよく分かります。
ですので、家電製品を購入する際にこのワット数をチェックするというのは意識して行った方が良いかと思います。
と言いつつ、私もつい忘れてしまうんですけどね。。。
年ACとDCの電気代比較
(1日、1ヵ月、1年、5年)
電気代の計算方法が分かったところで、ACモーターとDCモーターの電気代の比較をしていきたいと思います。
アイリスオーヤマのサーキュレーター(AC/DC)の場合
ACモーター(PCF-SC15T):38W
DCモーター(PCF-SDS15T):27W
上記は上下・左右首振り時の消費電力になります。
例)1日8時間使用し続けた場合

仮に、1日8時間を毎日使い続けた場合、3年でほぼ購入時の差額(3,300円)はペイできてしまうんです。
計算した時は少しがっかりしました。。。
メーカーが提示している寿命が4,5年としているので、5年まで表示しましたが仮に10年使うとなるとかなり電気代に差が出てきてしまいそうですね。
但し、本当にこんなに使うか?というと私の場合はおそらく1年中は使いません。
夏の冷房を使う時期と冬の暖房を使う時期にメインで使うかなと思っています。
また、1日8時間もおそらく使わないので、1日5時間、1年の内7ヵ月使用した場合(6~9月、12月~2月)はどうか計算してみました。(正直負け惜しみ感もあります笑)
例)1日5時間を年間7ヵ月ずつ使用し続けた場合

この場合は10年間使用し続けて何とかペイできるという事が分かりました。
10年の間に故障して買い替えるというリスクも当然生じますので、今回のケースでは機能に満足しているのであれば、ACモーターの方を購入しても良かったのかなと自分自身に納得させることができました笑
一般的な扇風機(AC/DC)の場合
- 扇風機(AC):10~35ワット
- 扇風機(DC):1.5~20ワット
普通の扇風機で見てみると、DCモーターは最小だと1.5ワットのものがあるそうです。
(ウチのDCモーターの扇風機は最小が3ワットでした。)
そこで、それぞれの最小、最大で使用し続けた時の電気代を見ていきたいと思います。
扇風機は夏のみ使用した場合(6~10月)を想定して計算しました。

DCモーターの最小ワット数で使い続けると、なんと10年使っても303円です笑
ただ、最小のワット数は超微風ですので、あまり使用する機会はないのかなと思います。
ACモーターとDCモーターの最大で比較してみると、10年使用しても3,000円程度の差にしかなりません。
ACモーターの方がDCモーターよりも5,000円くらい安い傾向がありますので、機能が最低限で十分だという方にとっては、値段の安いACモーターの方が良いのかもしれませんね!
逆にDCモーターは微風から強風までの幅が細かく設定されているものが多いため、自分好みの風量に設定できるという点とACモーターに比べて静かという点がプラスのポイントになります。
このあたりのポイントを考慮して、扇風機選びに役立ててください( ̄▽ ̄)
最後に
購入する際は本体価格だけでなく、以下に注意すると上手な買い物が出来るのではないかと思います。
- 自分が1日にどのくらい使用するか?
- 年間で使用する期間は?
- いつまで(何年くらい)使うか?
- 上記①~③から電気代を計算
他より電気代は高くつくけど超お手頃価格で購入した冷蔵庫。
年中無休で稼働するものなのに大丈夫でしょうか?
あまり使用頻度の高くない部屋に高額だけど超省エネなエアコンを設置するのは正しいのでしょうか?
本体価格も電気代もどちらも考える必要がありますが、使用状況によって大きく変わるということを意識しなければ、大きく損してしまうこともあるかもしれません。
購入の際は自分たちの購入したい家電の条件は何なのか明確にして、最適な家電を選んでくださいね!!
以上になります。
読んでいただきありがとうございました。