書評

【書評】女の子・男の子 生み分けBOOK

こんにちは、たかやんです。

今回は『生み分け』について読んでみました。

杉山レディスクリニック院長
杉山カー 著

女の子が欲しい!男のが欲しい!の願いに応えます
女の子・男の子 生み分けBOOK

書籍の概要

私が最初に「生み分け」という言葉を聞いた時、

「そんなこと本当にできるの!?」

「なんかオカルトチックだなぁ。。。」

とか思っていたのですが、科学的根拠に基づいた方法で生み分けを提唱しているのがこの一冊です。

子供の性別は男性の精子の染色体の種類(X染色体、Y染色体)で決まりますが、それぞれの精子の特徴を利用して生み分けを行うそうです。

男の子の場合は排卵日当日女の子の場合は排卵日の2日前に性行為を行うことが生み分けをするうえでの鉄則になります。

『排卵日』というのが一つキーワードになりますが、では「排卵日を特定するためには?」「排卵日を安定させるためには?」その他にも「性行為の方法」など考慮すべき点が多くあるそうです。
その生み分けを実践するための方法や手順がグラフや図、絵を用いて丁寧に解説されています。

そして驚くべきことに、生み分け方法を実践すると80%の確率で自分たちの望んだ性別の子を授かることが出来るとのこと!!

ですが、生み分けをするために性行為の回数を制限したり、あえて避妊をしたりするため、通常の妊活に比べると、妊娠をする確率は低くなります。

そのため、不妊で悩まれている方にはあまりお勧めはできないようです。

本書の構成は以下の通り

  1. 生み分けの仕組みを解説
  2. 生み分けを始める前の事前準備について
  3. 女の子の生み分け方法
  4. 男の子の生み分け方法

著者の杉山氏は不妊治療や体外受精を専門に研究している産婦人科専門の医師のため、実際の患者さんの体験談なども盛り込まれており、これから妊活を考えている方には非常に参考になるかと思います。

著者曰く、現在生み分けを希望して来院する夫婦のほとんどが「女の子」を希望しているそうです!
跡取り息子という考え方も近年では薄れてきている表れですかね。

昔は満月の日に性行為をすると男の子が生まれるなんて本当にオカルト的な事が信じられていた時代もあるそうで、そんなちょっとした豆知識も出てきますので、楽しみながら読むことができました♪

ポイント引用

第一章 生み分けの基礎知識より

人間は染色体により、姿かたちから体質など、親から子どもへありとあらゆる遺伝情報が伝わっていきます。
しかし、血友病や色覚障害、筋萎縮症といった病気の遺伝子についても同じように伝わってしまうのです。このような遺伝子も生み分けで回避することが可能です。

P14 「生み分け本来の目的とは?」より一部抜粋

いまからおよそ300年前。生まれてくる赤ちゃんの性別を決めるのは精子ではなく卵子にある、という説が一般にまかり通っていました。しかし研究の結果、性別を決定するのは精子の方だという事実が判明しました。ほんの30年ほど前のことです。

P40 「染色体が決定する、男の子・女の子」より一部抜粋

第二章 生み分け準備より

妊娠すると黄体ホルモンと卵胞ホルモンが分泌されますが、ピルにはこの二つのホルモンが含まれているため、服用することで体内を妊娠中と同じ状態にし、排卵が起こらないようにすることで妊娠を防ぎます。
しかし、生み分けをするには排卵日を知ることが必要。…

P66「ピルやリングは禁止」より一部抜粋

第三章 生み分けテクニック 女の子編

膣の中も酸性となっているため、X精子には都合の良い環境になっていますが、そこに頸管粘液が分泌されると、中性に傾いてしまいます。すると、アルカリ性の中では運動力を増すY精子が持ち前の機敏さを取り戻してしまい、逆効果になってしまうのです。

P88「オルガスムスを感じないよう、あっさりと」より一部抜粋

X精子に有利な環境をつくるために考え出されたのが、チョイスと呼ばれるゼリーです。イギリスのジョン・ポラード博士によって開発されたゼリーはピンクとグリーン(イギリスではブルー)の2種類があり、それぞれ女の子、男の子を望むときに使います。

P90「ピンクゼリーでより効果的に」より一部抜粋

第四章 生み分けテクニック 男の子編

希望の男の子が授かるかどうかのセックスでもありますが、そのことをあまり意識しすぎてしまい、逆に緊張してうまくいかないことも。男の子が欲しい場合のセックスについては、とにかくゆっくりと時間をかければ、自然に前戯を行う時間も長くなります。

P125「コツは、たっぷり時間をかけること」より一部抜粋

おすすめ度

おすすめ度:★★★☆☆(星3つ)

なぜ、生み分けが可能なのかを丁寧に解説したうえで、具体的な実践方法を挙げられているため、非常に分かりやすい構成となっております。

本当に生み分けなんてできるの?と疑っている方は、ちゃんと根拠が示されているため非常に納得できるのではないかと思います。

生み分けを実践したいけれど、旦那が協力してくれない!」なんて、ご夫婦にはぜひ読んでほしい一冊です。

医師ならではの患者さんと関わって得た体験談や自身の経験も語られており、これから子作りを目指す方々には非常に参考になる情報もあると思います。

しかし、実際に実践するとなると期間を要したり、準備が必要だったりするので、その辺が少しハードルが高いのかなと感じました。

最後に

妻が現在妊娠中のため、もし生み分けをするなら2人目からになりますが、この書籍を参考に実践してみようと思います。

全て実践することは難しいですが、出来る限り自分たちに合った無理のない形で挑戦してみます。

個人的な気持ちを入れてしまうと男の子だろうと女の子だろうと生まれてきてくれるだけで本当にありがたいことです。

それは、私達夫婦が妊活をしていて感じた事ですので良かったら下記記事ものぞいてみてください。

以上になります。
読んでいただきありがとうございました。

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